川崎医科大学が医学英語を今後重視していくと考えられる2つの理由

医進ゼミの石戸です。

本日は、川崎医科大学の「医学英語」の重要性というテーマでお伝えしていきます。

川崎医科大学生の
特に低学年(1~3年生)の方の参考になれば嬉しいです。

川崎医科大学における医学英語の重要性

まず、結論から申し上げると、

川崎医科大学における医学英語は、今後ますます重要視されていく

流れになると考えています。

このように感じる理由は2つあります。

1つは、総合試験で医学英語が追加されるから
もう1つは、卒業試験でも英語の出題が見られるようになったから

この点について詳しく説明していきましょう。

川崎医科大学の総合試験での医学英語の追加

川崎医科大学では、各学年の最後に進級を決める総合試験があります。
(※ 6年生は総合試験の代わりに卒業試験が課されます)

総合試験には、1年間で学習した全ての科目が課されるわけではありません。
出題される科目は限られています。

2020年2月実施の総合試験まで、「医学英語」は試験内容に入っていませんでした。

ところが、今年の総合試験から1年生から全ての学年において、
総合試験に「医学英語」が追加されることとなりました。

ここから、川崎医科大学さんが、「医学英語」を重視していると考えられます。

川崎医科大学の卒業試験での医学英語の出題が増加

もう1つは、卒業試験の医学英語の出題の変化です。
川崎医科大学の卒業試験では、新作問題と既出問題が出題されます。
※川崎医科大学の卒業試験の詳細については、下記の以前のブログ記事をご覧ください

このうち、第3回卒業試験・第4回卒業試験(再試験)では、
全て新作問題が出題されるのですが、
昨年の試験問題から純粋に「医学英語」を問う問題が登場してきました。

純粋に「医学英語」を問う問題とはどのような問題かというと、
医療行為や器具の英単語を問う問題ということです。

それまでに、「Mycoplasma pneumoniae(マイコプラズマ)」のように、
微生物・染色法・疾患名の英語表記はありました。
しかし、医療行為や器具の英単語を問う問題は初めてです。

例えば、2019年度の第3回卒業試験では、次のような問題が出題されています。

F-5 内視鏡的乳頭切開術の英語表記で正しいのはどれか。
a Endoscopic injectional sclerotherapy   b Endoscopic submucosal dissection c Endoscopic sphincterotomy
d Endoscopic sphincterectomy e Endoscopic papillectomy

2019年度の第4回卒業試験でも、次のような問題が出題されています。

E-25 夜間頻尿はどれか。
a anuria    b hematuria        c nocturia   d polyuria      e proteinuria

E-26 治療行為でないのはどれか。
a injection    b malformation    c medication  d operation    e radiation

このように、医療行為や器具の英単語を問う出題があることからも、
川崎医科大学が、今後ますます医学英語を重視しているということが
伺えると思います。

 なぜ「医学英語」を重視しているのか?

では、なぜ、川崎医科大学は「医学英語」を重視しているのでしょうか?

それは、医師国家試験で医学英語の問題が出題され難化しているからだと考えています。

実は、今から10年前の平成21年の医師国家試験の出題範囲に「診療に必要な一般的な医学英語」が追加されました。
そのことを受けて第103回(2009年2月)の医師国家試験から医学英語の出題がされるようになりました。
それから、毎年1問から3問出題されています。

第103回医師国家試験の時の問題は、下記のような出題でした。

予防にoral vaccineを使用するのはどれか。
a. Japanese encephalitis
b. German measles
c. whooping cough
d. poliomyelitis
e. measles

それから、10年経った2020年2月実施の医師国家試験では、
次のような英語の問題が出題されています。

E-35
A 42-year-old woman came to your clinic, anxious about a mass in her left breast.
On physical examination, the mass was hard and fixed neither to skin nor to muscle.
No axillary lymph nodes were palpated on either side. Mammography showed a
2.5-cm lesion with spiculae. Histo-pathological findings from the biopsy showed
an invasive ductal carcinoma. No metastases were detected on chest/abdominal
CT or on bone scintigraphy.
What is the most appropriate plan at present?
a Breast surgery
b Estrogen administration
c NSAID administration
d Observation
e Whole body irradiation

ご覧頂いたらわかるように、ガチの英語の問題ですよね(笑)
このように、求められる英語力のレベルが高くなってきているため、川崎医科大学でも、
医学英語を重視されるようになっているのだと考えられます。

総合試験・卒業試験に向けてどんな対策をすれば良いか??

それでは、今後、具体的にどのような対策をしていけば良いのでしょうか?

総合試験の「医学英語」については、どれくらいの割合で、どれくらいの難易度の問題が
出題されるのかわからないため、はっきりとは言えません。

しかし、卒業試験については、
3年生の時から、英単語が出題される科目については、
しっかり英単語も覚えておくのが良いと思います。

例えば、3年生の呼吸器の試験では、試験の中に英単語が含まれており、
実際の講義末試験でも選択肢が英語の問題もあります。

このように、講義末試験で英単語が出題される科目については、
卒業試験でも英単語が出題される可能性があるため、
試験の対策を行う時に、英単語も覚えて、メモをとっておくと良いでしょう。

グローバル化が進む中、英語を重視していくという流れは、
起こるべき社会の流れなのかもしれません。

将来役に立つ時がくるかもしれないので、
「備えあれば憂いなし」というスタンスで
英単語の勉強についても意識して頂ければと思います。

この記事が、川崎医科大学生の方の勉強の参考になれば幸いです。

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