川崎医科大学の卒業試験は難しい?卒試の難易度と日程について解説します

医進ゼミの石戸です。

「早くも第1回卒試が近づいてまいりました」

先日、川崎医科大学の6年生の保護者様より上記ご連絡を頂きました。
そうなんです。川崎医科大学の卒業試験(卒試)が近づいてきています。

そんなわけで、本日は、川崎医科大学の6年生の卒業試験について、
・どんな試験制度なのか?
・試験の難易度は?
・試験の日程は?
という点について説明していきたいと思います。

川崎医科大学の1~5年生の方の参考になれば嬉しいです。

そもそも卒業試験って何??全医学部で実施されるの??

まず、5年生以下の医大生の方の中には、
「そもそも卒業試験って何?」という方もいらっしゃると思うので、
まず、卒業試験について説明させて頂きましょう。

卒業試験とは、全医学部で6年時に課される卒業を確定させるための試験です。

通常、他の学部であれば、「卒業論文(卒論)」の提出を持って卒業が確定します。
ところが、医学部では、卒論はありません。

「卒論の提出」の代わりに、「卒業試験に合格すること」が卒業の要件となります。

この卒業試験は、今まで学習した内容から出題される試験です。
医学部の卒業試験の場合、どの大学でも基本的には医師国家試験に準拠した内容が出題されますが、
大学の科によっては、「独自のカラー」を出しているところもあります。

「独自のカラー」というのは具体的にどんなものかというと、
・毎年新しい問題を作る科
・毎年卒業試験の過去問からほとんど出題する科
・医師国家試験を大幅に逸脱した内容を出題する科
です。

川崎医科大学の卒業試験(卒試)はどんな試験?

卒業試験がどんなものか?がわかったところで、
次は、具体的に川崎医科大学の卒業試験(卒試)がどんなものか?
見ていきましょう。

川崎医科大学の卒業試験は、全部で3回に分かれています。
9月から1ヶ月ごとに、全3回実施されます。

3回の全ての試験にクリアできれば無事進級となります。

では、この3回の卒業試験の出題数・出題範囲・出題内容はどのようになっているのでしょうか?
次は具体的な卒業試験の具体的な中身について見ていきましょう。

(1) 川崎医科大学の卒業試験の出題数は?

川崎医科大学の卒業試験の出題数は第1回が500問、第2回、第3回は400問です。
そして、各回はA~Fの6ブロックに分かれています。

なぜ、このように6ブロックに分かれているか?というと、
医師国家試験に準拠しているためです。

医師国家試験がA~Fブロックに分かれているため、川崎医科大学の卒業試験もA~Fブロックに分かれています。
また、なぜ、500問と400問の出題があるのか?というと
医師国家試験の問題が500問から400問へ変わったからだと考えられます。

どういうことかというと、2017年に実施された第111回の医師国家試験までは
医師国家試験の出題総数は500問でした。
そして、川崎医科大学の卒業試験も、
その年までは、第1回・第2回・第3回の卒業試験全て500問出題されていました。

ところが、翌年2018年つまり第112回の医師国家試験から出題総数は400問となりました。

以上のことから、川崎医科大学の卒業試験は、500問の出題数と400問の出題数が混在し、
医師国家試験を想定した試験として受けてもらうために同じブロック同じ問題数にされていると考えられます。

(2) 川崎医科大学の卒業試験の出題範囲は?

問題数が分かったところで、全3回の卒業試験が、
どのような出題範囲で出題されているのか?について見ていきましょう。

大雑把に分けると、下記のようになります。

第1回卒業試験(9月実施)の出題範囲は「メジャー科」
第2回卒業試験(10月実施)の出題範囲は「マイナー科・小児・産婦」
第3回卒業試験(11月実施)の出題範囲は「総合(公衆衛生含む)」

細かく言えば、第2回目の範囲の中には、
消化器外科・呼吸器外科・心臓血管外科などの外科も含まれます。
細かい具体的な範囲は6年生の時に確認して頂ければよいでしょう。

第1回・第2回は出題範囲が決まっていますが、第3回の出題範囲は全範囲です。

(3) 川崎医科大学の卒業試験の出題内容は?

卒業試験が全3回からなり、第1回、第2回の卒業試験については、
出題範囲が決まっているということをお伝え致しました。

第1回・第2回には、さらにもう1つ大きな特徴があります。
それは何かというと、既出問題があるという点です。

どういうことか?というと、
第1回の卒業試験については、
過去3年分の医師国家試験と過去3年分の卒業試験の問題から、
全く同じ問題が300問、
第2回の卒業試験については、
過去3年分の医師国家試験と過去3年分の卒業試験の問題から、
全く同じ問題が200問出題
されます。

つまり、A~Fブロックの問題のうち、
A~Cブロックは新作問題
D~Fブロックは既出問題(過去3年分の国試・卒試と同じ問題)
が出題されるのが第1回・第2回の卒業試験となります。

一方、第3回の卒業試験については、全て新作問題となっています。

(4) 川崎医科大学の卒業試験の合格ラインは?

最後に、この卒業試験の合格ラインを見ていきましょう。
合格ラインは下記のようになっています。

      <川崎医科大学の卒業試験の合格ライン>
第1回卒業試験(9月実施)
合計点が72%以上(500問中360問以上)
第2回卒業試験(10月実施)
合計点が72%以上(400問中288問以上)
第3回卒業試験(11月実施)
必修(B・Eブロック)80%以上(100問中80問以上)
一般・臨床(A・C・D・Fブロック)72%以上(300問中216問以上)

川崎医科大学の卒業試験の第3回で不合格となった方には
再試験が課されます。

しかし、全ての不合格者が再試験を受けることができるというわけではありません。

再試験を受けることができるのは、第3回卒業試験で、

・必修(B・Eブロック)80%以上(100問中80問以上)
・一般・臨床(A・C・D・Fブロック)63%以上(300問中189問以上)

をクリアした方のみです。
上記基準に満たなかった場合、留年が決まります。

川崎医科大学の卒業試験(卒試)の難易度は?

具体的な卒業試験の内容がわかったところで、難易度について見ていきましょう。

結論から言えば川崎医科大学の卒業試験は難しいです。

もっと具体的に言えば、
第1回・第2回の卒業試験については合格しやすいです。
しかし、第3回の卒業試験は本当に難しいです。

具体的に説明していきましょう。

(1) 第1回・第2回卒業試験の難易度について

第1回・第2回の卒業試験については、先ほど申し上げた通り、
既出問題の存在があります。

全く同じ問題が出るため、仮に第2回の卒業試験で、
既出問題が9割正解できると仮定すると、
200問中180問正解で、合格点は292問の正解なので、
残り200問で292-180=112問正解すれば良い計算です。
56%の正解で合格できるので、合格しやすい試験と言えるでしょう。
実際に、第1回・第2回の卒業試験で留年が確定したという事例は聞いたことがありません

(2) 第3回卒業試験の難易度について

一方、第3回の卒業試験は、新作問題です。
未知の問題が出るため、かなり手強い試験と言えます。

また、川崎医科大学の卒業試験の場合、先ほど申し上げた通り、
科によるカラーがあり、マイナー科にもしっかり対策を行う必要があります。
例えば、眼科や整形の試験は毎年かなり難しい問題が出題されています。

メジャー科でも、癌の具体的な治療法を細かく聞くような
医師国家試験よりも難しい問題も出題されるため、
しっかり勉強していなければ解けない試験と言えます。

川崎医科大学の卒業試験(卒試)の2020年の試験日はいつ?

最後に、今年の川崎医科大学の卒業試験の日程をご紹介致します。

今年の川崎医科大学の卒業試験の日程は下記の通りです。

<2020年 川崎医科大学 卒業試験日程>
第1回卒業試験・・・9月16日(水)・17日(木)
第2回卒業試験・・・10月28日(水)・29日(木)
第3回卒業試験・・・11月24日(火)・25日(水)
再試験・・・12月21日(月)・22日(火)

となっています。
再試験は例年1月実施でしたが、今年は12月末のようです。
きっと、医師国家試験の勉強をしてもらう期間を長くとるためでしょう。

以上、川崎医科大学の卒業試験がどんな試験か?ということについて、
記事にまとめさせて頂きました。

ゴールが分かっていれば勉強もしやすくなるため、
川崎医科大学の1年生~5年生の方にはぜひ参考にしていただければと思います。

そして、川崎医科大学の6年生の方は
11月の試験で一発で合格されることを心より祈っております。

(追伸)
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