医学部進級対策塾に通うのは賢い選択か?愚かな選択か?

医学部進級対策ゼミ「医進ゼミ」の代表の石戸です。

以前、「なぜ優秀な医大生が医学の勉強でつまづくのか?」という
タイトルで記事を書きました。

この記事で紹介したように、
医学部受験という難関を突破した医大生でも、
医学の勉強でつまづく人は意外と多いです。

そして、医学の勉強でつまづいた時に、
対策として考えるのが、
うちのような「医学部進級対策塾」に通うことだと思います。

医学部進級対策塾への通塾を考えた時によぎる不安

医学部進級対策のために塾に通う事を考えた時に、
多くの人が思うのが、
「大学生にもなって塾に通うなんて・・・」
ということ。

周りの人は塾に行っていないから
そのように考えるのも当然のことだと思います。

中には、大学生にもなって塾に行くなんて
自分は何てダメな人間なんだと思ってしまう人もいます。

しかし、医学部進級対策塾に通うという選択をすることは、
愚かな選択ではありません。

むしろ、賢い選択だだと断言できます。

本日は、医学部進級対策塾に通う事が賢い選択だという点について
具体的な例をあげながら説明していきたいと思います。

良い教育は人生を変える

進級対策塾に通う事を「賢い選択」
とまで言うと「大げさだ!」と
思われる方もいらっしゃるでしょう。

しかし、大げさではなく、
成績が良くても悪くても全ての人とって、
塾に通う事は賢い選択と考えています。

心の底から賢い選択だと思って言っていますが、
中には「あなたは塾をやっているからそう言うんでしょ?」と
思われる方もいらっしゃると思います。

実際、時々、
「先生は学生の頃、教えてもらっていたんですか?」
と聞かれます。

この問いに対する
私の答えは、「YES」です。

私は4年生のCBT・6年生の国家試験と
専属の先生についてもらって教えてもらっていました。

それは、昔の自分の5浪の経験の時に、
教育の大切さを心底感じているからです。

良い教育は人生を変える

教育が持っている力を感じているからこそ、
先生を見つけて医学を教えてもらっていました。

ですから、本当に私は塾に通う事は賢明な判断だと考えています。

教えてもらったらこんなに違う

先ほどは、私が実際に教えてもらっていたという
話を致しました。

だからといって、本当に進級対策塾に通うことが、
良いのかどうか?はわからないと思います。

そこで、塾で教えてもらうことで、
こんなにも違うということを実際の問題を例にあげながら、
説明させて頂きたいと思います。

ホルモンの受容体の問題からみる教えてもらう事のメリット

例えば、次のホルモンの受容体に関する問題。
これは川崎医科大学1年生の総合試験の過去問ですが、
あなたはどう考えますか?

【平成30年度の1年生の総合試験のB89】
=======================
受容体が細胞内にあるホルモンはどれか
a アドレナリン
b オキシトシン
c プロラクチン
d 成長ホルモン
e アルドステロン
=======================

答えは、eです。

この問題に対して、あなたはどのように勉強しますか?

圧倒的に、多くの人がやる勉強が試験前に、答えを丸覚えすること。

しかし、それでは、
受容体が細胞内にある他のホルモンを聞かれた時に、
対応できません。

次に多いのが、
全てのホルモンをまとめること。

・〇〇ホルモンは、△△に受容体がある。

という形で全て調べて列挙していく勉強です。

こうすれば、他のホルモンが聞かれても大丈夫ですよね。

しかし、調べるのに時間がかかり、そして、何より、
覚える量が膨大になります

進級対策塾の塾ならポイントがわかります

先ほど例に挙げた
・丸覚え勉強法
・列挙型勉強法
のいずれにも共通していることは、
この問題のポイントがわかっていないということです。

この問題のポイントは、

「水溶性ホルモン」と「脂溶性ホルモン」の違い

です。

「受容体が細胞内にあるホルモン」というのは、
言い換えれば、「ホルモンが細胞の中に入ることができる」ということです。

つまり、「細胞膜を通過できるホルモン」が聞かれているということです。
細胞膜は、リン脂質二重膜です。つまり、脂質(油)でできているのです。

「水」と「油」は決して混ざることがありませんから、
水溶性ホルモンは脂質(油)からできている細胞膜を通過することはできません。

だから、「受容体が細胞内にあるホルモン」というのは、
「脂溶性ホルモン」が問われているということになります。

「脂溶性ホルモン」とは何があるかというと、次のホルモンです。

((POINT))脂溶性ホルモン
ステロイドホルモン+甲状腺ホルモン
※ステロイドホルモン=アルドステロン・コルチゾール・アンドロゲン(副腎皮質ホルモン)

だからこそ、先ほどの問題
=======================
受容体が細胞内にあるホルモンはどれか
a アドレナリン
b オキシトシン
c プロラクチン
d 成長ホルモン
e アルドステロン
=======================
は答えがeになります。

ポイントがわかれば応用が効きます

先ほどのポイントをご覧頂ければ、
塾で教えてもらうメリットが実感して頂けたのではないでしょうか?

そして、ポイントをおさえた授業であれば、

・頭に残りやすく(覚えやすく)
・覚える内容が少なくなり
・応用が効く

というメリットがあります。

実際、次の問題をご覧ください。
先ほどの類題が川崎医科大学の3年生の総合試験で出題されています。

【平成27年度の3年生の総合試験のB14】
=======================
細胞膜受容体を介して作用するのはどれか。
a ビタミンD
b コルチゾール
c アルドステロン
d 甲状腺ホルモン
e 卵胞刺激ホルモン
=======================

「細胞膜にある受容体」ということは
「水溶性」のものが問われています。

コルチゾール・アルドステロン・甲状腺ホルモンは、
先ほど述べた脂溶性ホルモンでした。

そして、aのビタミンDですが、
ビタミンDは脂溶性ビタミンです。

以上の理由から、この問題の答えはeとなります。

いかがでしょうか?

授業を受けると受けないで
こんなにも理解度や応用力が変わります。

だからこそ、私は自分が医大生の時に、
先生を見つけて教えてもらいました。

そして、短時間でポイントを理解でき、
覚える量も少なくなり、応用が効く、
通塾の選択肢を取ることは賢い選択だと考えています。

以上の理由から、
心の底から、全ての人に通塾をお勧め致します。

5年後・10年後には、
医大生の中で、通塾することが当たり前の世の中になるよう、
人生を変える教育作りに邁進していきたいと思います。

(追伸)
もし、あなたが岡山・東京の医学部に通われていて、
医学部進級対策塾への通塾を考えているのであれば、
当ゼミ「医進ゼミ」をお勧め致します。

医進ゼミでは、1対1の個別指導で
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オンラインで受講することもできます。

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