医進ゼミの石戸です。
半年以上前に、
医学部進級対策塾に通うのは賢明な選択かどうか?
という記事を書きました。
ありがたいことに、結構この記事をご覧になられている方が多いようです。
この記事では、
具体的な例をあげて、教えてもらう3つのメリットをあげました。
教えてもらう3つのメリットは、
1.頭に残りやすい(覚えやすい) 2.覚える量が少なくてすむ 3.応用が効く
です。
(まだご覧になっていない方は、良ければご覧くださいm(_ _)m)
本日は、上記記事に関連して、
医学部進級対策ゼミ(医進ゼミ)で掲げている3つのポリシーについて
ご説明させて頂きたいと思います。
私が、医進ゼミの講師の方々に常々言っている3つの指導指針です。
この3つの指導指針は、進級対策に役立つ勉強法でもあるため、
この勉強法を意識して頂ければと思います。
また、同時に医学部進級対策塾に通うメリットも感じて頂ければ幸いです。
なぜ、わざわざ塾に通うのか?
私が、医進ゼミの講師の方にいつも言っていることは、
「生徒さんが塾に来て良かったと思う授業をするように心がけて下さい」と言っています。
医進ゼミの生徒さんは、ほとんど川崎医科大学の医大生さんです。
川崎医科大学は中庄にあり、医進ゼミは岡山にあります。
わざわざ中庄から電車を使って岡山まで来てくださっています。
往復1時間に見合う価値を感じて頂けるような授業が提供できなければ、
通塾して下さる生徒さんにも、信頼して託してくれている親御さんにも
申し訳ないと考えています。
そんなわけで、講師の先生方には、
「わざわざ1時間かけて足を運ぶ価値がある塾だ」と思ってもらえる
授業を提供して頂きたいと思い、上記のように伝えています。
しかし、これだけだと具体的に何をすれば良いかわかりませんよね。
中には、意味を「感動するサービス」のようにとらえて、
塾の授業が始まる30分前から玄関前で立ってお待ちして、
来られたら大きな声で
「ようこそ!いらっしゃいませ!!本日もお越し下さりありがとうございまーーす。」
と挨拶をする人も出てくるかもしれません(笑)
しかし、そんなことは塾には親御さんも、生徒さんも求めていないですよね。
親御さんと生徒さんが医学部進級対策塾に求めていることは、ただ1つ。
進級をすること
です。短期的に見れば、成績を上げることですよね。
しかし、成績を上げることは、自分で生徒さんがガムシャラに勉強してもある程度は上がるでしょう。
ですから、ただ、成績が上がるだけでは塾に来てよかったと思ってもらえません。
もっと、今までと違う手ごたえを感じて頂くことが必要になります。
では、どうすれば、自分で勉強するよりも塾に来て良かったと思ってもらえるのでしょうか?
そこで、医進ゼミの講師にはもっと具体的な授業指針として、次の3つのことをお伝えしています。
授業ポリシー1)重要なところを絞る
内容を網羅するのであれば、
大学で配られる授業プリントを隅から隅まで見れば
大学の試験で出てくる試験範囲は全てカバーできます。
しかし、ご存知の通り、それだと情報量が膨大になり覚えられません。
だからこそ、ここは重要・ここは覚えなくてよいと絞ることが重要になってきます。
そして、「絞る」ということができるのは、試験を受けた経験がある人しかできません。
医進ゼミの講師は少なくともCBT・医師国家試験を受けた経験があるため、
何が重要で何が重要でないかを体感として持たれているハズです。
試験を受けた経験から、重要なところを絞っていくように講師の先生方にお願いしております。
試験を受けた経験から重要なところを絞ること
それが、医進ゼミの授業ポリシーの1つ目です。
授業ポリシー2)知識をつなげていく
答えだけなら、調べればわかります。
例えば、
=======================
高ナトリウム血症になる疾患はどれか?
a ○○ b △△ c ××
d ☆☆ e ♡♡
=======================
という問題があれば、答えだけを知るなら、
「〇〇 高ナトリウム血症」「△△ 高ナトリウム血症」という語句で検索をかけていけば、
やがて正解にたどりつくことでしょう。
しかし、上記の勉強のやり方であれば、
・「〇〇」の疾患で見られる他の所見
・「〇〇」で高ナトリウム血症になる原因
はわかりません。
だからこそ、授業を受けることで、
・なぜ、そうなるのか?
・他にどんなことが起こるのか?
・その疾患と逆の疾患は何か?
という、
・問題の背景に潜む重要事項
・他の疾患との関連性
・現象を引き起こす因果関係
など知識が有機的につながる説明を心がけて頂くように講師の先生方にお願いしています。
知識がつながる説明を心がけること
これが、2つ目の医進ゼミの授業ポリシーです。
授業ポリシー3)大事なところは何度でも
一度聞いただけで全て覚えることができる人なんていません。
ところが、講師の先生方は賢い方が多いからだと思いますが、
ついつい「これ説明したから大丈夫だよね」と思って、
一度授業で伝えたことは飛ばす傾向にあります。
しかし、一度聞いただけで覚えられるわけがありません。
エビングハウスの忘却曲線によれば、
人間は1日経つと70%の内容を忘れてしまうそうです。
意識しない状態でいれば、
学習した内容は間違いなく1日経って忘れる70%の中に入るでしょう。
きっと1日経っても覚えている30%の内容は、
「彼女と喧嘩したこと」や「友達とバカ騒ぎしたこと」や「美味しいものを食べたこと」
などではないでしょうか??(笑)
だから、教える立場の人間は、
何度も何度も何度も何度も何度も説明した事でも、
忘れていると考えて授業をするべきだと私は考えています。
ですから、重要なことは何度でも生徒さんに聞きます。
聞く時間なんてほんの数十秒です。
数十秒で確認できるのですから、確認しない手はありません。
そこで、覚えているのであれば、OKですし、
忘れてしまっているなら、もう一度伝え方を変えて、説明してあげたら良いのです。
少し話がそれますが、昔、私は、物理の問題がどうしても解けずに、
同じ問題を少なくとも9回解いた経験があります。
面白いことに数日経ったら解き方を忘れてしまうんです(笑)
きっと、当時その問題を解くレベルに達していなかったのでしょう。
物理のその単元に対する理解度や知識量が不足していたため、
できるようになるまでにかなりの時間がかかりました。
私の過去の経験をお話させて頂きましたが、このように、
知識量が少ない時は、知識がつながっていないため、すぐに忘れてしまいます。
例えば、日本の県を覚える時に、
全く県を覚えておらず中四国のことを何も知らない人が「岡山県」を覚える時と、
中四国の県の「岡山県」以外を覚えていて中四国のことを知っている人が「岡山県」を覚える時では、
覚えやすさが違いますよね。
「あーそうか!岡山は広島の隣か!」
「新幹線で通る時、新神戸と広島の間に岡山があったなぁ」
「瀬戸大橋は岡山と香川を結ぶ橋だったわ」
「瀬戸内48の中に岡山は入っていたから瀬戸内海に面しているハズ」
と言うように知識が増えてくれば覚えやすくなってきます。
だから、講師として、大切なことは、
・忘れていることを前提として重要なところは何度もチェックしてあげること
・その上で、忘れているのであれば、理解度や周辺の知識量を底上げすること
を意識することだと考えています。
少し長くなりましたが、
重要なところは忘れていることを前提として何度でもチェックをする
これが、医進ゼミの3つ目の授業ポリシーです。
自学自習に活かすには??
以上、3つの医進ゼミの授業ポリシーについてご説明させて頂きました。
最後に、この授業ポリシーをあなたの学習に活かすにはどうすればよいか?をご紹介させて頂き、
本日の記事を終わりたいと思います。
自学自習をする際に、このポリシーを反映させて次のようにすることをお勧め致します。
このように、学習していけば、今よりも効果的な学習ができることと思います。
この記事が、生徒さんの勉強法の改善に役立つこと、そして、医学部進級対策塾のメリットを知っていただくこと、
さらには、もう一度この記事を医進ゼミの講師の方々に読んでいただこうと思うので、
医進ゼミの講師の底力アップに繋がれば大変うれしく思います(笑)
(追伸)
ちなみに、勉強法に関連して、
「なぜ、優秀な医大生が医学の勉強でつまづくのか??」
という記事を以前書いたので、よければそちらもご覧ください。
(追追伸)
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