【生の声】医学部5年生に夏の段階で映像授業をどれくらい見ているか聞いてみた

医進ゼミの石戸です。

今や医大生のほとんどが医師国家試験対策として活用しているのが、
MECさん、TECOMさん、medu4さん、Q-Assistさんなどの映像授業です。

この映像授業ですが、メジャー・マイナーなど全科目分あるわけなので、
信じられないくらい膨大な量の講座があります。

まぁ5年生から、医師国家試験まで約2年かけて勉強するわけですから、
学ぶ量が少ないはずがありませんよね(笑)
そんな映像授業ですが、膨大な量の講座数があるため、
計画的に受講をすることが求められます。

では、実際のところ、
医学部5年生の今の時期(夏)にはどれくらい医大生は映像授業を見ているのでしょうか?
本日は、医学部5年生から聞いた生の声をお届けしたいと思います。

あなたが、映像授業を見る上で参考になれば嬉しいです。

インタビューした医学部5年生(M5)の人の成績は?

まず、このインタビューをした医学部5年生が誰なのか?というと、
弊社の医学部受験部門「医学部進学会」の卒塾生です。

先日の記事で、
卒塾生が塾に来てくれて、卒塾生と「基礎医学の中で最も重要な科目は何か?」
というテーマで話し合ったというお話しをさせて頂きました。

この卒塾生の5年生の子にどれくらい勉強しているのか聞いてみました。

結論をお伝えする前に、まず、
「この子の成績がどれくらいか?」について説明させて頂きましょう。

というのも、その人の成績が上位・中位・下位によって、
標準的なペースがどこになるかが変わってくるからです。

ピンと来ていない方もいらっしゃると思うので、具体的に説明させて頂きましょう。

★ 成績が上位の医大生だったら、、、
例えば、5年生の夏の段階で、
成績上位の医大生が「映像授業を8割見終わりました」と言ったとき、
標準的なペースでいけば2~5割が妥当でしょう。

★ 成績が下位の医大生だったら、、、
今度は、成績下位の医大生が5年生の段階で、
「映像授業を8割見終わりました」と言ったならば、
8割以上が標準的なペースだと考えられるでしょう。

このように、どの成績の層の人が発言したかによって、
標準的なペースというのは変わってきます。
もちろん、成績下位の医大生でも、
臨床実習が始まって心を入れ替えて勉強したため、
誰よりも早いペースで取り組んでいるという可能性はあります。

したがって、一概に上記のペースが正しいとは言えませんが、
結局勉強する人はするし、勉強しない人はなかなか勉強をしないというのは、
医学部受験生を見ていても、医大生を見ていても同じなので、
成績層に応じた進捗状況の話しは概ね間違えていないと言えるでしょう。

前置きが長くなりましたが、この5年生の卒塾生の成績について、
この卒塾生の成績は、国公立大学で真ん中くらいの成績です。
ちょうど、CBTで半分の順位だったとのことでした。

したがって、今回ご紹介する映像授業の進捗状況は、中間層の成績の子の進捗状況となります。
つまり、今回ご紹介する進捗状況は、
標準的な5年生の夏の段階での映像授業の進捗状況だと考えて頂ければと思います。

医学部5年生(M5)の夏の時点での映像授業進捗状況

さぁ、お待たせいたしました。
いよいよ、インタビューした5年生の夏の時点での映像授業の進捗状況の発表です。

この子の映像授業の進捗状況は、、、

0%

でした(笑)

まだ、全く映像授業を見ていないとのこと。

ちなみに、私(石戸)も5年生の夏の段階では、0%でした

さらに、ちなみに、もう1人の6年生の卒塾生は、5年生の頃の進捗状況は、
だいたい2~3割だったようです。

ということは、、、

5年生の夏の段階で消化している映像授業の割合としては、

0%~20%

が標準的な5年生の夏の時点での映像授業の進捗状況と考えて良さそうです。

(( 結論 ))
 5年生の夏の段階での映像授業の進捗状況は0~2割

なぜ映像授業の進捗状況が■■%となったのか??

映像授業を全く見ていないという卒塾生に対して、
さらに、突っ込んで、

「何で映像授業を見ることができなったと思いますか?」

と自分の過去のことは棚にあげて聞いてみました(笑)

すると、その子は、少し考えた次のように答えました。

「おそらく、、、国家試験をなめているからだと思います」

続けて、彼は次のように話してくれました。

「国家試験は落とすための試験ではなく、90%が合格する試験です。
新卒(現役で国家試験を受ける人)の合格率は95%にのぼります。
今の自分の成績を考えた時に、まず、落ちる5%には入っていないだろうと。
そういう甘い考えがあって、取り組めていないのだと思います。」

おそらく、この考えは多くの医大生が持っている感覚だと思います。

「いや9割合格するなら、自分も行けるっしょ!!」

というノリは非常によくわかります(笑)

しかし、試験が近づくにつれて、上記の気持ちは、

「大丈夫かなぁ?いけるかなぁ??」

という気持ちに変わってきます。

想像してみてください。
9割の人が合格する試験です。
残り1割の不合格者に入りたくないですよね??

だから、皆一生懸命勉強します。

しかも、その人たちは高校生・浪人生時代に偏差値65を超えていた
勉強習慣が身についている猛者たち
です。

だから、国家試験前の数か月は、全員、1日10時間以上を勉強し続けます。

そんな状況なので、自分も1日10時間勉強しても、なかなか差が縮まりません。
「残り1割に入りたくないというプレッシャー」と「思うように成績が伸びないという焦り」から、
不安になり、メンタルがやられる人を何人も見てきました。

話しが長くなりましたが、
医師国家試験はそういう意味では決して簡単な試験ではありません。
むしろ難しい試験だと私(石戸)は思います。

具体的な医師国家試験の難しさについては、以前書いた記事があるので、
良ければ、ご覧ください。

今、成績が下位の人・メンタルが弱いと思う人・試験本番に弱いと思う人は、
早め早めに卒業試験・医師国家試験に向けての勉強をすることを強くお勧め致します。

良く学び・良く遊べの精神で、大学生活をしっかり楽しみながら、
学習も進めていって頂ければと思います。
この記事が、5年生の方の勉強の後押しになれば大変嬉しく思います。
本日もご覧下さりありがとうございました。

(追伸)
卒塾生の名誉のために、言っておくと、
彼は元々真面目な性格で、
臨床実習は超真面目に取り組んでいるようです。
国家試験にとらわれず、患者さんに関することを、
夜遅くまで調べているとの事。

「さすがに、患者さんを担当すると意識が違います」
と言っていました。

つまり、映像授業は見ていないにしても、
しっかりと勉強は進めているので、
彼が医師国家試験に落ちることはないと
私としては確信しています。

(追追伸)
ペースよく映像授業を見る方法の1つとして、
人に管理してもらうという方法があります。
医進ゼミでは、生徒さんの自学の学習の管理も行っております。

定期的に学習時間を取ることができていないという方は、
ぜひ、医進ゼミにご相談ください。

岡山・東京だけでなく、
オンラインでの授業も行っておりますので、全国どこの大学でも対応可能です。
『基礎医学をしっかり整理したい』という希望や
『補充試験(再試験)が心配』という不安や
『CBT・国家試験に合格できるか不安』というお悩みも受け付けておりますので、
ぜひお気軽にご相談ください。
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