第114回医師国家試験の合格ラインは??

医学部進級対策ゼミ「医進ゼミ」の代表の石戸です。

2月8・9日に第114回の医師国家試験が実施され、
3日が経ちました。

今受験生の方たちの間では、
医師国家試験の問題の講評や合格基準がどれくらいか?
という話しがされていることと思います。

本日は、第114回の医師国家試験の合格基準について、
どれくらいなのか?という点と、どのように予想しているのか?について
私が知っている事をお伝えしたいと思います。

一般臨床の合格ラインの予想はズバリ・・・

まず初めに、結論から申し上げると
私が今聞いた話しでは、

一般臨床問題73%以上

というのが一つの合格ラインとなるようです。

新試験制度になってからの一般臨床問題の合格最低得点率は、

第112回 69.6%

第113回 70.6%

でしたので、この予想通りにいけば、大幅な引き上げとなりますね。

続けてこの予想がどのようにして、決められているかについて
具体的に説明していきます。

合格基準の予想をどうやってやるの??

合格基準の予想の仕組みの説明の前に、
そもそも医師国家試験の合格基準がどのように
決められているかはご存知でしょうか?

先日書いた記事
「医師国家試験の合格基準の決め方とは?」

 

で、ご紹介したように、
医師国家試験の合格基準は
1.必修
2.一般・臨床問題
3.禁忌肢
の3つの要素で決まります。

このうち、一般・臨床問題だけが点数が足りなくて不合格になる割合は、
全受験生の3~4%と言われているそうです。

このことを利用して、各業者さんが出す合格予想も、
この3~4%というのを一つの基準にして出されるようです。

正式な合格発表は、
3月16日(月)に発表されます。

その前にどうやって、合格予想を立てているか?ですが、
受験生から解答を集めることで、合格基準を予想しています。

試験終了後、各業者さんのホームページに、
自己採点用ページがあるので、
そのページ上で自分が答えた解答を入力していきます。

入力した本人は、自分の点数がわかり、
業者さんには、受験生の方の点数がわかります。

こうすることで、多くの受験生の解答を集めることができます。

そして、この集めた人たちのデータから、
下位3-4%のところで、合格ラインを切っているらしいです。

したがって、各業者さんが発表される合格ラインは、
参考にはなりますが、確定的な情報ではありません。

というのも、全ての受験生の点数を集めているわけではないからです。

また、禁忌肢がどれなのか?ということもわからないため、
業者さんが発表される合格ラインだけでは、合格しているかどうかはわかりません。

しかし、例年、禁忌肢だけで不合格となる方は極めて少ないらしいので、

1.必修80%超える
2.一般・臨床で合格予想ラインを余裕を持って超える

ことができれば、
かなり高い確率で合格できているということが言えます。

国家試験の合格予想をどのように作っているのか?
ご理解頂けたでしょうか?

あなたの将来の受験にこの情報が少しでもお役に立てば幸いです。

(追伸)
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